科目名 *情報回路
担当教員   田中 康一郎     
対象学年   2年   クラス   [159]  
講義室   12216教室   開講学期   前期  
曜日・時限   火3   単位区分   必,選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

現在のほとんどすべての計算機ハードウェアはディジタル回路で構成されている。本講義では、ディジタルシステムの基礎となる論理関数について、真理値表、論理式、その最適化手法などを学ぶ。さらに論理関数を実現する論理回路に関して、組合せ回路、順序回路について学習する。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 情報回路の基礎
情報回路の基礎、論理関数、基本論理演算、真理値表、論理式
2 論理関数の組み立て
加法標準形、乗法標準形、論理式の簡単化
3 論理式の簡単化
カルノー図の仕組み、論理式の簡単化
4 論理回路
論理関数と論理回路、MIL記号、基本論理ゲート、正論理、負論理
5 中間試験
これまでの内容の試験を行う
6 真理値表と論理式と論理回路の関係
真理値表、論理式、論理回路の関係を整理する
7 組合せ回路(1)
3−state素子、セレクタ、マルチプレクサ
8 組合せ回路(2)
エンコーダ、デコーダ
9 組合せ回路(3)
2進数の計算、半加算器、全加算器、加減算器
10 組合せ回路(4)
実例を用いた組合せ回路の設計
11 順序回路(1)
同期式順序回路の基礎、Dフリップフロップ、状態遷移関数、状態遷移図、3ビットアップカウンタの設計
12 順序回路(2)
3ビットアップダウンカウンタの設計
13 順序回路(3)
シンクロナイザを用いた順序回路の設計
14 復習
これまでの内容の復習を行う
 

学習・教育目標/Class Target 1.真理値表、論理式、論理回路の関係を理解している。
2.与えられた仕様から組合せ回路を作成できる。
3.カルノー図を用いて論理関数の最適化を行うことができる。
4.基本的な順序回路の動作を理解している。
5.機能モジュールを組み合せて回路を構成できる。
6.状態遷移図、状態遷移関数、出力関数の概念を理解している。
7.状態遷移図から順序回路を設計できる。  
評価基準/GradingCriteria 秀:上記の項目について総合的に90点以上を満たす。  優:上記の項目について総合的に80点以上を満たす。  良:上記の項目について総合的に70点以上を満たす。  可:上記の項目について総合的に60点以上を満たす。  
評価方法/GradingMethod 定期試験の成績(60%)及び中間試験の成績(40%)あるいは定期試験の成績(100%)のいずれか良い方で評価する。  
受講上の注意/Class Rules 講義開始と同時に説明を始めるので、遅刻、欠席をしないこと。情報回路の講義内容を元に情報科学基礎実験を行うので、講義中に内容を理解するように心がけること。また、不明な点があれば積極的に質問するように心がけること。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 本講義は、離散数学Ⅰ、離散数学Ⅱ;、計算機アーキテクチャの知識を元にし、情報科学基礎実験と密接に関連している。また、情報回路設計、情報回路実験の基礎となる。  
教科書/Text
著者名  
著書名  
出版社名  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 柴山潔 著  
著書名 コンピュータサイエンスで学ぶ論理回路とその設計  
出版社名 近代科学社 1999年  
ISBNコード  
著者名 菊池正典 著  
著書名 図解でわかる電子回路  
出版社名 日本実業出版社1999年  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名  
著書名  
>出版社名  
ISBNコード